ナットウキナーゼは、加熱しても効果は損なわれない?

ナットウキナーゼは納豆から抽出され精製される酵素で血栓溶解作用、
血液サラサラ効果などが証明されています。

ナットウキナーゼが含まれている納豆、これを加熱して食べる食べ方があります。
例えば海苔に巻いて揚げるとか、チャーハンなどに隠しだねとして使用するなどです。

ナットウキナーゼは熱に弱く、約70度以上の温度で酵素の活性が損なわれてしまいます。
すなわち、先述下効果が得られなくなってしまいます。

これはナットウキナーゼに限った話ではなく、酵素全般に言える話です。
では熱して破壊されてしまったナットウキナーゼには効果があるのかが疑問に
なるところですが、最初に持っているような効果は残念ながら期待できません。

酵素は非常に複雑な構造を持っているがゆえに効果が発揮されるので、
加熱によって一度破壊されてしまうと役割まで失われてしまいます。

加熱によってナットウキナーゼが分解されないという誤解はどこから来たのか
についても気になると思います。

実は納豆の作成過程で雑菌を取り除く過程が有り、その時に沸騰したお湯で
1時間ほど蒸します。この時、雑菌は熱に弱いためすべて死滅し、熱に
強い納豆菌は生き残ります。

納豆

納豆菌が熱に強いため、その納豆菌が作るナットウキナーゼも熱に強いと
考えられたのです。その後、納豆は40度で18~20時間ほど発酵します。

日本生物科学研究所で行われた研究では、40度で一年以上おいても酵素の
安定性は損なわれることがなかったという結果があります。40度で長時間
安定な酵素が70度でいきなり破壊されるというのは、いささか不思議な気
もしますが酵素の分野からすると当たり前の話と言えます。

納豆を加熱して調理するのも食を楽しむ上では重要ですが、ナットウキナーゼ
は破壊されて本来の食品の効能を保持しなくなってしまいます。

健康を考えて納豆を食べようとしている方は是非、納豆を熱して調理する
ことなく食べることをおすすめします。